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こんにちは!
セレクトホーム代表の重永ゆうこです。
今年も終わりに近づいてきました。
セレクトホームでも恒例の書初めをしたり
年賀状の写真撮影を行いました。
【長期優良住宅っている?いらない?】
「長期優良住宅」
住宅会社やハウスメーカーをまわってる方は
きっと聞かれたことがあると思います。
「長期優良住宅ってどう思います?」
という質問をいただくことがあります。
まず、メリットについて
長期に渡って優良な住宅を建てることで
国が税金を優遇してくれます。
その1
固定資産税は新築から3年間は半額近くなります
それが5年間になるので2年分お得になのです。
一般的に10万~20万程度です。
その2
登録免許税が安くなる
家を建てたら司法書士さんに登記を依頼しますが
その時の税金が少し安くなります。
これは数千円程度です。
その3
住宅ローン減税の控除対象額が大きくなる
一般住宅だと4,000万円が5,000万円へ
4,000万円以上借りる方はお得ですね。
その4
不動産取得税の控除額が1,200万から1,300万に。
2000万超えるクラスの土地を購入される方は
お得かもしれません。
その5
フラット35でローンを組む方は金利の優遇があります。
以上、お金のメリットって
そんなに大きなお金ではなかったり
メリットが受けられる方と受けない方もいるわけです。
では、何が最大のメリットかというと
私は「安心感」ではないかと思うのです。
長期優良住宅に認定してもらうには
以下の要件をクリアしないといけません。
(等級はすべて数字が大きいほど高くなります)
①断熱等性能を最高等級4
家の中の温熱環境が配慮されているってことは
暑い寒いが少なく快適に過ごせます。
②耐震等級2又は3(3が最高等級)
地震に強い家ってことは、安心して住めます。
③劣化対策等級3
劣化しにくい構造になるってことは
メンテナンス費用が抑えられます。
④維持管理対策等級3
維持や管理がしやすい構造になってるってことは
長持ちする家になります。
⑤高齢者等配慮対策等級3
バリアフリーで将来も安心して住めます。
「おお~これは性能の良い家じゃないか~」
なんて自分の目で分かるはずはありませんよね。
ちゃんと数値化して基準をクリアすることで
「ある程度性能が良くて安心して住める家だ」
と安心できるのかなと思います。
では、デメリットについて
その1
申請費用がかかる
地域によって金額は多少違うかもしれませんが
認定機関への申請費用は6~7万円程度
その2
設計や計算、書類作成に労力がかかる
これは住宅会社によって様々です。
その3
工期がかかる
建物を建てるには必ず「確認申請」が必要ですが
それだけだと2週間程度です。
長期優良住宅の場合は1カ月半程度かかるので
「今すぐ!」という方には向いていません。
その4
建物費用が高くなる
断熱性能を上げるために良い断熱材にしたり
耐震等級を上げるために基礎の鉄筋を増やしたり
維持管理するために点検口を増やしたり
性能を上げるためにはお金がかかるものです。
でも、長期優良住宅を標準仕様になっていれば
特にお金はかからないはずです。
中には誤った情報を聞かれている方もいて、
「申請に100万かかるので意味がない」とか
「固定資産税が上がるからやめた方がいい」とか
100万以上のコストアップがかかる場合は
申請や書類作成だけではなく、性能を上げるのに
お金がかかると考えた方が良いです。
固定資産税は評価の方に直接お聞きしたところ
全くそんなことは無いそうです。
税制面の優遇をした意味がありませんものね。
というわけで、長期優良住宅は必要なのか?
どちらが正しいとか誤りは無いと思います。
お客様がどちらを納得して選ばれるのか次第。
何にでもメリットデメリットが必ずありますから
それを知って納得できる方を選んでいただきたい。
私たち住宅会社の役目って
家づくりに関わる土地やローンや家のことなど
メリットデメリットをお伝えすることで
後悔の無い家づくりをお客様に選択していただく
ことなのかなと思います。
「他にはどんなメリットデメリットがあるの?」
という方は、どうぞ相談会や見学会にご参加ください。
お役に立つ情報をお伝えさせていただきます。
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