ゆうこりん

2023.04.05 社長ブログ

家族の健康と快適な暮らしに欠かせない断熱性能を見極める数値の話

こんにちは！

セレクトホーム代表の重永ゆうこです。

夜桜がキレイだったので撮ってみました。

今年は花見も出来なかったなと

ちょっと寂しくなりました。

息子のランドセルと桜の写真も

撮れずに終わってしまいそうです。

今、家を建てるとなったら

ある程度の断熱性能は備えた家を

検討される方が増えてきました。

断熱性能で暑い寒いのストレスがなく

家族が健康で暮らせる家に出来ますし

電気代もかかりにくい家になりますね。

住宅会社を何社かまわっていれば

ご存知の方も多いと思いますが、

Ｑ値とＵa値って似てますよね。

省エネルギー基準の目安として

2013年まではＱ値が使われていて

それ以降はＵa値が使われています。

違いは、Q値は熱が外に逃げる熱損失量を

延床面積で割ったもの。

Ua値は、熱損失量を壁・床・天井・開口部の

面積の合計で割ったもの。

Ｑ値は延べ床面積で割って出す数字なので

家が大きくなるほど値が小さくなって

性能が高いことになってしまいます。

それに比べてUa値は壁床天井などの

すべての合計面積で割った数字なので

公平に評価できるのですね。

では、どのくらいの数値が良いのか？

ZEH（ゼロエネ住宅）に認められる基準は

Ua値が0.4～0.6以下の住宅です。

2020年には国の方針として

「省エネ基準Ua値0.6以下の家を建てよう」

と義務化される予定だったのですが、

そこに追いつかない住宅会社も多く

混乱を招くと見送りになりました。

でも、2050年のカーボンニュートラル

2030年温室効果ガス46％削減の実現など

住宅会社は省エネ住宅がつくれないと

生きていけなくなる時代に向かっています。

家を建てるお客様にとっては

どこの会社でもある程度の性能が良い

家を建てることが出来て安心ですが

性能が高ければその分金額も高くなる

という可能性もありますね。

なんでもメリットデメリットです。

C値との決定的な違いというのは

Ua値やQ値は計算で算出する数値に対して

C値は実際の建物に機械で計測するので

材料だけでなく施工で数字が違ってきます。

どんな断熱材をどのくらいの厚みでと

使うものももちろん大事ですが

どれだけ丁寧に施工できるかも大事です。

ちなみにC値の良しとされる数値は

0.5以下は目指したいですね。

隙間の数値なので窓が多いとか凸凹な家は

気密が取りにくくなるのでご注意ください。

逆に総2階やシンプルな平屋、限られた窓

という家になると0.1や0.2という数値を

叩きだしたりするので、その分

住み心地も快適になりますね。

良い家の条件は人それぞれです。

性能だけを追い求めるのも違いますが

家族が健康で快適に暮らすために

ある程度の性能は備えていた方が

幸せな暮らしを実現できると思います。

家は建てることが目的ではなく

家族との幸せな暮らしを実現するために

建てるのだと思います。

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